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着物大事典
京都には様々な“イノシシ”にまつわるスポットがあるのをご存じですか?今回はイノシシにゆかりのある社寺とお店をご紹介します。皆様年始めは、いの(猪)一番に、干支めぐりに足を運んでみてくださいね。
京都御苑西側に位置する護王神社は、和気清麻呂(わけのきよまろ)を御祭神とする社です。狛猪や手水舎、境内のいたるところでイノシシを発見できます。これは、清麻呂が九州の宇佐八幡宮へ向かう途中、どこからともなく現れた300頭ものイノシシに難を救われ、道案内をしてもらったという故事にちなむもので、護衛だけでなく、清麻呂の足の傷も治したことから、足腰にも御利益があるとされています。ちなみに、手水舎のイノシシは、「幸運の霊猪」と呼ばれ、鼻先をなでると幸せになれるのだとか。
<参拝時間>6:00~21:00、授与所9:00~17:00
<参拝料>境内無料
建仁寺の塔頭・禅居庵は、開運・勝利の御利益があるとされる摩利支天(まりしてん)が祀られ、「日本三大摩利支天」のひとつに数えられおり、秘仏の摩利支天像は7頭のイノシシの上に座しておられることから、イノシシにゆかりのお寺としても知られます。境内には狛猪が3対あり、お顔もさまざまです。コロンとした姿が愛らしい【イノシシおみくじ】は、記念に持ち帰る方もいれば、境内にあるイノシシ像の足元に置いて帰る方もいらっしゃるそうです。 絵馬には、建仁寺法堂の天井画「双龍図」を描いた小泉淳作さんの原画を用いた味わい深いイノシシがデザインされています。
<拝観時間>9:00~17:00
<拝観料>境内無料
亥年の守り本尊は「阿弥陀如来」。泉涌寺(せんにゅうじ)の塔頭・即成院(そくじょういん)の“現世極楽浄土”と称される本堂には、平安時代に作られた阿弥陀如来坐像が祀られており、その大きさはなんと約5.5メートルもあります。 傍らに控える二十五菩薩は笙や琵琶などの楽器を手にし、音楽を奏でながら極楽浄土からお迎えに来られる様子を表現されていて、【仏様のオーケストラ】とも呼ばれています。
<拝観時間>9:00~17:00
<拝観料>500円
京都市の南側にある宇治田原町の、のどかな山里に佇むお寺【正寿院】は、客殿にパッと目を引く【ハートの窓】があることでSNSにて一躍話題となりました。ハート形は正確には猪目(いのめ)と呼ばれ、その名前の通りイノシシの目を表しているんです。1400年前から日本に伝わる伝統文様で、厄除けと招福の意味を持つのだそうで、このハート窓を眺めるなら晴れた日がとてもおすすめです。 実は、窓の他にも境内のさまざまな場所にハートが隠れているんですよ。見つけるたびに幸運が舞い込みそうですね。
<拝観時間>9:00~16:30
<拝観料>500円(お茶・お菓子・散華・叶紐付き ※叶紐は8の付く日のみ)
北野天満宮の近くに2018年9月にオープンしたどらやき専門店「亥ノメ」。こちらのメニューは通常サイズの【どらやき(あずき)】と、小ぶりの【亥ノどら】があり、あずきと抹茶・黒糖・くるみ味の他に季節限定餡があります。イートインもでき、喫茶でどらやきを注文すると生クリームやラムレーズン、クリームチーズなどのトッピングが可能です。意外にもクリームチーズが良く合うと評判だそうです。北野天満宮のお参りの後にぜひ訪ねてみてくださいね。
<営業時間>9:00~17:00(喫茶は11:00~16:00)
<定休日>水曜日・第2・4木曜日(25日の場合は営業)、26日
昭和14年(1939)創業の京都の染め屋さんが手がけるモダン和柄雑貨ブランド「亥之吉(いのきち)」。明治時代の図案集を元にデザインされた、レトロモダンなオリジナルアイテムが人気を集めています。「子孫繁栄・家内安全」の象徴とされるイノシシにあやかって「どんどん新しいものが生まれ育つように」という願いを込めてブランド名がつけられたそう。楽しそうに駆け回るイノシシが可愛らしい「ころりんがま口」は、大きく口が開くので、中が見やすく小銭入れとしてだけでなく小物入れにもぴったり。お賽銭を入れておくのにもちょうど良いサイズです。
<営業時間>10:30~19:00
<定休日>不定休
<ご予約について>
お電話はこちら 03-5577-5882
web予約はこちらから https://en.vasara-h.co.jp/shop/detail.html?id=20
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